イームズ

一般人の日常にも素晴らしいデザインの物を、という流れはウィリアム・モリスから始まるイギリスのアーツ・アンド・クラフト運動に端を発しています。しかしそれが本当の意味で具現化したのは、世界1位の経済大国となっていたアメリカにおいてでした。そしてその一翼を担った家具デザイナーが、チャールズ・イームズです。第二次世界大戦後のアメリカで、彼はその有機主義的な考えに基づき椅子などの家具をデザインし、新しい技術や素材を用いることで一般人にも質の高いデザインの物を提供していったのです。 イームズチェア そんなイームズの代表的な作品が、いわゆるイームズチェアと呼ばれるものです。オフィス家具メーカーだったハーマンミラー社の依頼でデザインをおこなったこの椅子は、現代においても古さを感じさせない魅力を持っています。

Read more

ジョン=ヘンリー・ダール

モダンデザインの父と呼ばれ、アーツ・アンド・クラフツ運動の指揮を執ったウィリアム・モリスには、実は後継者と呼ばれた弟子がいたのをご存知でしょうか?彼の名はジョン=ヘンリー・ダール。18歳でモリスの工房の見習いとなった彼は、その後、織物とステンドグラスの職人となり、モリスが社会主義運動に傾注するようになってからはモリス商会の中核を成すようになります。そしてモリス亡き後は、モリス商会の芸術監督を彼が引き受け、長きにわたりその職を務めます。基本的にはモリスによく似たデザインをするダールですが、よりモダンな感じがあり、またより大胆な線を使うことでも知られています。 ラファエル前派 彼はラファエル前派から強い影響を受けました。ラファエル前派とは、初期ルネサンスや15世紀の北方美術に影響を受けたイギリスの一派で、ラファエル(ラファエロ)以前の作品に範をとったことからこの名で呼ばれています。

Read more